好きなものを語る⑦東村アキコさんのマンガ

好きなもの

マンガは好きで子どもの頃から読んできた方だと思う。最近の漫画家さんはアップデートできていないが東村さんのマンガは愛読しており店の本棚にも「かくかくしかじか」を置かせていただいている。何度読んでも泣ける傑作だ。

東村さんのマンガとの出会いは「ママはテンパリスト」。とても売れたらしいことに納得する。育児中このマンガにどれだけ助けられたことか。東村さんは明るい。子どもゆえの理不尽なふるまいにもツッコミを入れて楽しんでしまう。東村さんのおかげで我が子に液体をぶちまけられ取り乱した時などに惨状を面白がる心の余裕を持てた。さっぱりとした人柄が感じられる絵にも好感が持て共感と拍手と安堵と笑いのある大好きな作品だ。

東村さんの自伝「もしもし、アッコちゃん?」もその持ち味が発揮された読み応えのある内容だった。時々入るイラストも嬉しい。幼少期からの細部にわたる記憶力に感服し東村節炸裂のクスッと笑える描写に何度も声を上げて笑った。

受ける印象がどことなく作家の西加奈子さんに似ている。面白くて頭が切れて努力家だけど飾らない。クラスメイトにいてくれたら嬉しい人という感じ。これからも注目していきたい。

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